2019年07月01日

 悪魔のトリセツNo.105 玄関に椅子はありますか?

 
 みなさん、こんにちは。  
 毎月1日は、「悪魔のトリセツ」です。      
 
 今回は、「悪魔」と呼ばれるパンプスではなく、紐靴の話題です。  
 
 さて、みなさんのお家の玄関には、椅子はありますか?  
 我が家は、昔ながらの古い家で、通り土間と、座敷に上がる手前に高い「かまち」があります。 
「かまち」から、庭履きの「つっかけ」に降りて、履きたい靴を選んで履き替えています。   靴べらを使ったり、通り土間に置いた椅子に腰かけて、踵をトントンして、ゆっくり紐を締めたりできます。  
 しかし、まだ靴のを勉強するまでは、スリッポンを爪先トントンして履いていたものです。

 ところで、バリアフリー仕様のお宅が多い昨今、段差の少ない低いかまちから、立ったまま直接、靴に降りて履くスタイルのお家も多いことと思います。
 それに加え、日本では、たいていのお家は出掛ける前に靴を着けるスタイルなので、靴を着ける時間も計算に入れなくてはなりません。   急いで出掛けなくてはならないとき、うっかり靴の踵を踏んだり、紐を結べないのは、よくある事でしょう。  

 もともと靴は、あまり脱がないのが前提です。西洋では、出掛け先で、靴を脱ぐ必要が無いからです。
 着脱に少し手間がかかりますが、歩きやすさのメリットの方が大きいのです。
  その手間を惜しんだばかりに、身体に余計な負荷をかけることになってしまうとは、私も知りませんでした。  

 靴は、西洋で、家に入っても「靴を脱がない」で過ごす生活に合わせて、長い時間をかけて発展し、ほぼ完成された履き物でした。
 それなのに、高度成長期に一気になだれ込むように日本に入ってて来たので、全く逆の「靴を脱ぐ」文化に馴染む間もなく普及してしまいました。
 その事を、私たちのように靴に携わる仕事をしている人も、一般ユーザーも、いつも心に留めて置いてほしいと思います。


  玄関に、しっかりした安全な腰掛けを置くスペースがあれば、是非、試してください。     出掛ける時間に余裕をもって、ゆっくり腰かけて、足の踵を靴の踵に密着させるよう、トントンしてください。
  足の土踏まずは、少しくびれています。そこを目安に紐をキュッと締めて下さい。 
 足にきっちり装着された靴の歩きやすさ、5本の趾(ゆび)が自由になる快適さは、一度体験すれば癖になりますよ。

  普段から、趾を自由に使える靴環境にあれば、たまにパンプスで爪先をキリリとメイクアップしても、回復しやすくなります。  
 これも、「悪魔」と呼ばれる靴の、取り扱いのコツのひとつです。 

 上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ      永田聖子 
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2019年07月05日

歩行中の足の疲れ・・・シューフィッターに相談してみましょう

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電車の待ち時間や車内で、写真のような動作を時々見ることがある。 うっ血しているのだろうか?・・・本人に聞いてみなければわからないが、履き心地が悪いことは確かでしょう。 そうでなければ履きものまで脱いで多くの人がいる前で行う動作ではありません。 この方はもともとしっかりした足で片足立ちが得意なようにみえます?  それでも足に疲れが出るのは残念なことです。  できればイスに座って手で疲れを解消してほしいものです。 足が疲れると、神経が過剰に足もとにいってしまい全身が疲れやすくなります。

ゆび先のうっ血?を解消したいと思いつつ、なぜ足が疲れるのか? 外出中に靴に視点を持っていく人は少ないようです。  多くの方は靴まで気が回らないのは普通です。 歩きやすい時は靴を履いていることさえ忘れてしまっています。 靴というのはそのようなものです。
ただ足が疲れやすいということになると、体調だけではなく靴にも関心をもってほしいものです。

できれば靴屋さんに入り単刀直入にシューフィッターに相談をしてほしいものです。
 
本日の投稿でもっとも提案をしたいことは、靴が合っていないのではという視点をもってほしいことです。 サンダルという軽装の履きものでも同じことです。
サンダルほど難しい履きものはないと言われています。 それは踵周りをガードする構造にないことがあげられます。 とくにアーチの低下しやすい人ほど難しい履きものがサンダルです。

たとえ疲れが昨日の酒による二日酔いかも?と思っても履きものを疑う習慣をもってほしい。
 
ただ履きものを自分一人で検証することはそう簡単ではありません。 それは履きものだけでは語れず、サイズの違う左右の足が介在するからです。
繰り返しになりますが、歩行中足が疲れたときは靴に視点をもっていくこと、そしてシューフィッターに相談することです。 

シューフィッター 大木金次






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2019年07月10日

高齢者の足と靴(足の筋肉)

「百舌鳥・古市古墳群」世界文化遺産の発表があったことを本当に嬉しく思っています。
選ばれた古墳は49基ですが、まだまだ沢山の古墳が近隣にあります。
訪れる方が多くなる事でしょう。

好きな時に、好きなところに出かけるために足も鍛えてください。
年を重ねると、痛みを感じる方が増え、筋力の低下を感じます。

6月、「下肢の機能的な問題」セミナーに夫が受講してきました。
毎年の受講ですが、今回も多くの学びがあったようです。
その中でも「足」の筋力を付けるための「ショートフット」はお客様にお伝えしたい体操です。

スポーツジムに通われたり、ウォーキングをしたり、健康維持のための努力をされている高齢者の方は多いのですが、こと足となると難しくて、どうすれば良いのか悩みます。
年々、片足立ができなくなります。
足がグラグラするからです。
身体の土台となる足の筋肉を鍛えることをお勧めします。
靴も大切です、靴の中に入れるインソールも大切です。
そして、自分でも足を鍛えます。
足を床に置き、足趾を広げ、指を引き寄せ、アーチが出来るように動かします。
痛みがある場合は、控えてください。
(色々な情報がありますが、痛みを我慢して行うことは避けて欲しいと思います。)
片足立も練習していると少し、できるようになってきます。

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上級シューフッター  池川成子
posted by k-burogu at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする