2019年06月01日

悪魔のトリセツNo.104「靴下」の素材や形状選択と履き物との組み合わせ    

 皆さん、こんにちは。  
 シューフィッター、永田聖子です。  
 今回は、靴以前のお話、靴下の話題です。     
 靴下屋さんには、老若男女化に関わらずさまざまな種類の靴下が売られています。  
 皆さんには、お好きなブランドやいつも愛用されているソックスは、ありますか?  

 さて、靴下とは、書いて字のごとく、靴の下着です。
 履き物に適した種類や素材があります。  
 例えばストッキング。ナイロンでできていて、それを着けると、ピッチピチの小さな爪先のパンプスに、ツルッと爪先を差し込めます。
 例えるなら、洋服の滑りを良くして着脱しやすくする「スリップ」のようなものです。   それと同時に、パンプスの爪先の形にあらかじめ爪先をまとめておくにも役立ちます。
 凸凹の爪先を、なだらかな形に整えてくれます。  
 要するに、爪先のガードル兼スリップです。 そのため、ストッキングを着けている間中、爪先はずっと、ひとつにまとめられています。 
 では、そのままで、ウォーキングシューズを履いてしまったらどうなるでしょうか?  
 歩き出したら、靴の中がツルツルで、せっかく広い靴の爪先の中なのに、趾は小さく閉じられたままになりませんか?  

 それから例えば、綿の5本ゆびソックス。     ゆびがバラバラに動き、あし趾の機能を発揮させる靴下です。
 ゆびの間にも布地があるので、水分を吸い取って、汗のシーズンにウォーキングシューズを履いても、靴下を取れば、ゆびの間はサラサラに快適です。  
 しかし、そのままで、爪先が小さくしてあるお洒落なスリップ・オンを履いてしまったら、どうなるでしょうか?  
 趾の間の布地が邪魔になって、爪先は狭い靴のなかで、ぎゅうぎゅうに締め付けられてしまいませんか?  

 しかしパンティストッキングを、履き物に合わせていちいち付け替えるのは面倒ですね。  
 余談ですが、私はガーターベルトを愛用しています。
 めったにナイロンストッキングを着けないのですが、礼服には必要です。
 特に慶事の集まりでは、靴を履き替えるタイミングで、化粧室や控え室で靴下を付け替えます。
 一度着けたら触ることはないので、靴下が破れたり乱れることもありません。  

 私たちは「鼻緒の国」の住人なので、まだ靴や靴下の文化を良く理解できていません。 
 これからは、試行錯誤しながら、靴下とお付き合いしていきたいものです。  

 上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ      永田聖子  
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2019年06月05日

足もとは道具、履きものの起源?

庄子さおり 様より.jpg
 

写真をよくご覧いただきたい。  ハウス内「高下駄」のようにみえますが・・・拝見した瞬間非常に感動しました。 近頃は何でも手に入る時代です。 そのような中で、さらに道具としての「はきものを工夫される」その意気込みに感心をしたのです。
写真はSNSの友達、庄子さおり様(仙台)がフェースブックに投稿(2019 5 16 日)されたもの、さっそくご了承をいただき掲載させていただきました。

下駄のように鼻緒がついているように思いましたが、テープで固定されています。 まさにスポーツシューズの面テープ(マジックテープ)のようです。  このような豊かな発想や工夫、アイディアに日本農業のしたたかさをみたようです。 以前、農業の六次化に触れておられたような、将来壮大な夢をお持ちの方と拝察しました。
庄子様の投稿には、「ツッカケにハウス用補修テープで角材をくっつけた」とあり「今日はキュウリの定植完了」と記しておられます。

今回のような写真に出会うと、はきもの起源に想いが飛んでいきます。 
最古のはきもの(サンダル)は古代エジプトで起こり、その理由は灼熱した砂から足を守るためであったとあります[はきもの 法政大学出版局から] そのサンダルは一枚の板状でひもで固定するという簡単なものですが、まさに写真(高下駄のよう)と似ているかもしれません。 庄子様が工夫されたものは、足が埋まることなく高いところの用事をこなすためでしょう。
 

以下の写真は用途が様々ですが、福山市はきもの資料館(広島県)のものです。
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水の中でつかった言われるオケゲタ、オケの中に鼻緒がみえる。 ゴム長靴のない時代のものですが、長靴より浮力があり、使い勝手がよかったのではないだろうか。 決め手は鼻緒にあります。

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海苔下駄、海中で浮かないように重石をのせたものです。 できたものをみると実に簡単な発想にみえますが、ここまで考えが及ぶには相当工夫されたに違いありません。

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深沓、現在は様々な長靴があり一部はファッションにもなっているが、稲藁(いねわら)で編んだ深沓ほどいいものはない。 履いた者でなければ共有できないが足裏に感じる感触は忘れがたいものがあります。 体温で雪が解け足が冷たくなるのではというような心配はまったくいらない。 藁は不思議なもの、その字体は木より高い草と書くが、稲は食べるだけにあらず貴重な作物である。

日本の下駄や草履には鼻緒がついているが、その鼻緒には日本独特の工夫がされている。 すでにお気づきと思われるが、やっとゆびが通るような短い鼻緒と左右の区別のない横緒です。

投稿された道具としての履きものが現代の履きものの始まりではないかと直感し想像しております。

今回、庄子さおり様の投稿がきっかけになり先人の知恵までさかのぼることができました。 心から感謝をしております。
シューフィッター 大木金次




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2019年06月10日

高齢者の足と靴 

梅雨入りの頃、山にササユリが咲いています。
とても綺麗です。
自然の中を歩くのは、心身ともに気持ちよく続けたいですね。
最近は若い方が沢山登られているので明るい感じでなお嬉しいです。
そんな高い山ではなく、1000mまでの山は軽装で登ることができるので挑戦してください。

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道に注意、靴に注意が必要です。
昨日は雨が降っていましたので、地面が濡れています。
石のところや、日の当たらないところは危険です。
苔が生えている場所も注意が必要です。
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登りよりも下りが肝心です。
滑らないように注意して歩きます。

ですが今日は大きな失敗をしました。
靴底の減っているのを忘れて履いていきました。
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滑りやすいので、足に力をいれ、全身硬くなって、歩くことになりました。
無事下山しましたが、このような事のないように普段から靴の点検をしなければいけません。

これは、山登りの時だけでなく、車を運転する時も同じです。
濡れている靴で、アクセル・ブレーキを押すと滑ります。
滑ることで、パニックになることもあります。
いつも足と靴の点検はしっかりとして、楽しく夏を過ごせるようにしたいと思います。

シューフィッター 池川成子





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