2016年12月01日

悪魔のトリセツ 61 冬のお助けアイテム、ショートブーツ

忘年会やクリスマスパーティーなど、楽しい催しの多い12月になりました。
ハイヒールが活躍する時期です。
パンプスを「乗りこなす」身体の準備は整っていますか?

ハイヒールパンプスは脚を長く見せ、スタイルアップさせてくれるアイテムです。
脚だけでなく、身体全体をすっきり伸びやかに見せ、小顔効果を生み出します。
だから、ハイヒールパンプスを履いて背中を丸めたり、膝を曲げて歩くのは、その効果を台無しにしてしまいます。

華やかな楽しい場面なのに、まだハイヒールパンプスを履きこなす体力が付いていなくて疲れてしまっては残念です。足が痛くて辛くて、お友だちの会話も耳に入らず、お家に早く帰って靴を脱ぎたい!なんてことにならないためのお助けアイテムが、ショートブーツです。ヒールが高くても、足の甲の部分が体重を支えるのを分担してくれるので、パンプスほどタイトに爪先を締め付けなくて良いのです。身体の負担が軽くできます。
礼装には向かない事がありますが、忘年会やクリスマスパーティーなど、カジュアルで華やかな場面なら大丈夫。ウールやファーなどの、生地にボリュームがある冬の装いにもぴったりです。
しかも、靴を履きながら、ハイヒールに慣れる練習もできてしまいますよ。

美しく振る舞うコツのひとつは、無理をしないこと。少し足元のデザインを変更して、生き生きと明るい笑顔であなたの魅力を引き立てましょう。


上級シューフィッター 永田聖子
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2016年12月05日

靴のフィッテイング・・・ふいご現象

靴のフィッティングで使われることばに「ふいご現象」がある。 「ふいご」という道具を知る人には合点のいくことばですが、靴内の空気の循環を想像すると、なるほどです。 
ふいご 3.jpg

そこで、ふいご現象とは、
「ふいご」とは風を送る道具のこと。 昔、鍛冶屋さんが「ふいご」の脇に腰をかけ手元で操作をしながら風を送り火力を強めていた。  靴のフィッティングでは、靴内の換気の現象に使われている。
足が靴の中で、左右・上下・前後に動くとき、足がピストンの役となって、靴の中の換気を起こしている。  ただ靴が足に密着しすぎたり、ゆるすぎたりすると換気の効率が著しく低下する。 つまり靴内がいつもさっぱりしている、または汗を感じやすいという生理的なことに使われるのが「ふいご現象」です。 
もちろん汗はふいご現象だけで語られるものではありません。 靴の素材や製法、作り方、体の調子、また履きかたや歩き方、靴の管理そして履きやすさ等によっても汗の感じ方は違うものになる。

フィッティングは上記のように様々なことで様変わりするが、フィッテイングの確認はシューフィッター一人のチェックではどうにもならず、使用者との共同作業になっていく。 そうすると、使用者は靴のフィット加減の良し悪しを瞬時に感じることが欠かせない。 例えば、販売員が「フィット感はいかがです」と伺ったとき、はっきりとした軽妙な返答を期待したい。 販売員はこの一言を頼りにしているといっても過言ではありません。
靴ベラを使用し靴を履いて頂いた瞬間に「プシュ」と音を発することがある。 エアが抜ける瞬間ですが、このような時ふいご現象がうまく行われたと解釈している。

足のむれについて、日本人は他の国の人と比較してとりわけ神経質であるという話を聞く。 日本は湿度の高い国とされており、アジアの中でもむれを感じやすい国と、お隣韓国の研究者が靴の研修会で語っていた。 さらに仕事上のストレスが発汗に影響すると言われる。 特に長引く会議などは、歩いている時より多量に発汗するようである。 店頭では吸湿性の良い靴や中敷きが沢山考案されているが、これほどの種類は他の国では珍しいのではないだろうか。

いろいろ考慮すると、汗を解消する靴や部品も大事ですが、その前にふいご現象を起こしやすいフィッティングが大切なことが解ります。精神の安定にも靴内の換気はとても大事なことです。
多湿の中で生活するために、快適な靴合わせ〔フィッティング〕に挑戦願いたいものです。
シューフィッター【大木 金次】



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2016年12月10日

高齢者の足と靴

急に寒くなってきました。
足は温かですか。
何枚も重ねて靴下を履く方も大勢おられます。
カイロを貼る方も多いようです。
若い時には、考えもしなかった事が、加齢と共に押し寄せてきます。
防げることは、防ぎたいです。その為の知識の習得と知恵、工夫をしていきましょう。

先月は大勢の方の測定をする機会に恵まれました。
20名以上の方を一気に測定することは滅多にありません。
反省点もありましたが、一生懸命、質問をして頂くと、私もいつも以上に熱が入った気がします。

・紐の締め方が緩い
・ファスナー付きの靴のファスナーが締まっていない
・足の指先が靴の先に当たって、余裕が全くない
・底が減ってしまって、滑りそう

ご相談を受けるまでもなく、見るだけで分かる「よくない状況」があります。
大勢の人混みを歩いている時もそうですね。

測定をした時に、殆どの方に色々な相談を受けました。
短な時間で返答するので、とても不十分ですが、頑張って返答します。

話を聴いてくださった方から、こんな声が出ました。
「知らんかった」「へぇ〜、そうなん」「え〜!誰からも言われたことないわ」
関西弁です。

「知らないこと」事がいっぱい!
足と靴についての「知らない事」はもっと、もっとあります。
気長に、お伝えし、気長に勉強していきます。
(お伝えが先になっています。そんな状況です。)
分からないことは、勉強していかなくてはいけません。

2016年、最後の投稿になります。
身の回りの方に、できるだけ短い説明で、お伝えできるようにしようと思います。
今回の測定時に写真のような皮の敷物を貸して頂きました。
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測定される方の興味や、関心を引き出しました。
そんな心使いを持ちながら、頑張りたいと思いました。
色んな状況に感謝しながら、一年の終わりを過ごします。
お読み頂きありがとうございました。

最近仕入れたスリッパです。
色名が「クレイジー」遊び心をもちつつ、暖かく、足の健康を維持するお手伝いをしたいと思います。
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[シューフッター 池川成子]






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