2016年09月01日

悪魔のトリセツ No.55 踵から着地する理由・ 前編

「歩く時は、かかとから着地しましょう。」
ウォーキングのフォームについて、よく見聞きするアドバイスです。

なぜ、「かかとから」なのでしょう?
合理的な理由はたくさんありますが、それ以外に大切な理由もあります。

それは、「かかと」より、むしろ「膝」の使い方についてのアドバイスでもあるのです。

かかとから着地しようとして「かかとを押し出す」と、足首を反らして爪先を上げる動きにつながります。着地する直前に足の爪先が上がって自然に躓きにくい足運びをすることができます。

かかとから着地するためには、かかとを押し出すので、自然と脚を伸ばしたくなります。すると、太股の全面を縮める筋肉を使って、膝も伸びます。太股の前面の筋肉「大腿四頭筋」は、脚を上げて股関節を前後に広げる動きもします。
自然と膝が伸び、歩幅もゆったりとなり、身体を前進させるとき
まっすぐ前に踏み出した脚に、体重移動がしやすくなります。

難しい事を考えなくても、自然に体重移動しやすくなるアドバイスが、「かかとから着地しましょう」なのです。

そして、踵の中の、表面と骨の間には天然のクッション・ジェルが備わっていて、歩みの最初に地面から伝わる衝撃から身体を守っています。

さて、パンプスのウォーキングについても、おなじです。
次回はそれについてお伝えしようと思います。

上級シューフィッター 永田聖子


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2016年09月05日

目覚めたら足もとでグー チョキ パーを続けたい

目が覚めると、すぐフトンの上で足ゆびをグー チョキ パーする。 そして足首を左右にぐるぐると回し含めて3分もすればスッキリとする。 こんな単純なことを日課としている。 最初は忘れてしまうこともあったが最近は足ゆびのほうから起こされる(動く)ようになった。 寝ていると足関節まで寝てしまうのか、何となく硬直していくようなきがする。
継続して感じるのは、最初は足ゆびの動きにわずかなこわばりを感じていたが、この頃は実に軽快である。
 
Noriko 先生の理想的な足ゆびの開き t02200293_0240032010495490086.jpg

写真はウォーキングインストラクター〔https://www.facebook.com/Bjwalkingschool/〕のYasui Noriko先生の理想的なゆびの開きです。 先生のゆびの開きを目標にグー チョキ パーを継続してみてください。

「足は開いてこそ力が入る」と言われているが、このようなアドバイスは靴の生活になってから引用される言葉のようです。 以前〔昔〕の日本は下駄草履の時代でしたからアドバイスの必要もありませんでした。 ゆびは常に開いていたのですから当然なことです。
グー チョキ パーをすることで、足の筋肉が総動員され力が入ります。 気分が快適にならないほうがおかしいぐらいです。 靴を履いてもきっちり立て軽快に歩ける。 それは基本的なことなのです。
脳の目覚めは、一番遠くの足先からという人もおります。 ほんの些細なことですが、一度考えてみることは決して無駄なことではありません。

DSC02102.jpg 足関節の動き.jpgゆびの開きと共に関与するのが、大事な足首回し(足関節)。 図をみると、ずいぶん若いうち〔四十歳代〕から動きが小さくなることがわかります。 このような足の生理を多くの方に早く知って頂く必要があります。 
高齢になると足首の回転は上下が少なくなり、さらに左右への動き(回転)がきわめて少なくなるようです。そこで、靴選びも大事で考慮すべきですが、ゆびの開きと足首の運動も忘れてはいけません。回転をすることでふくらはぎも活性化し、こむら返りも少なくなると言われています。


人は年齢とともに横になって休む時間が多くなるようです。 足関節やつま先まで同時に眠ることになっては大変なこと、立つことさえおぼつかなくなってしまいます。 毎日グー チョキ パーと足首回しを欠かさず実行してみましょう。(図は「ひ弱になる日本人の足」近藤四郎 草思社から) 
シューフィッター【大木 金次】
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2016年09月10日

高齢者の足と靴と爪

高齢者の方のお悩みは靴だけではなく、爪の事を心配されている方も多いようです。
足の爪は、歩いたり、踏ん張ったりする時に、うまく圧力を跳ね返す力を持っています。
なくてはならないものなのです。
もし、爪がなかったら、バランスが取れず、つまずきや腰痛、捻挫が起こりやすくなります。
手の爪同様、指には神経が集中しているので、指先の神経を保護する役割も持っています。
「足の爪の事なんて考えたことがなかったわ。」
という方が多いのです。
爪の役割を考えると、大切にしようという思いも生まれてきます。
一度、ご自身の足の爪を見てみましょう。
「巻き爪」「爪肥厚」「爪白癬」は皆さん、ご存知の方も多いかと思います。
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巻き爪や爪肥厚の多くは靴による圧迫に影響されて起こります。
爪白癬は、カビの一種である白癬菌の感染です。
白癬は、皮膚が弱ると感染しやすくなるため、爪のトラブルを併発していることも多いのです。
靴の圧迫は「小さい靴」の場合だけでは、ありません。
「大きい靴」も靴の中で足が動き、結果として爪の部分が圧迫される事になります。
「大きくて、指先があたる」「ぶかぶかなので指先があたる」「前に滑って指先があたる」
どのような場合も爪に圧がかかります。
また、紐ファスナーの靴を履かれる時にファスナーを締めないで履いている方がいらっしゃいます。
このような場合もせっかく足に合う靴を選んでいるのに「大きな、ぶかぶかな靴」となってしまいます。
靴を買いに来られた際に普段履いている靴をお持ち頂きます。
良い靴も履き方で、「悪い靴」になってしまうことを覚えておきましょう。

上級シューフィッター 池川成子







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