2018年06月20日

「子どもの靴デビュー」のお話

先日18日朝関西地区で起きた地震の被害にあわれた方へお見舞い申し上げます。
私自身も震度5の揺れで少し怖い体験をしました。余震もありますので、まだまだ注意が必要です。雨などで土砂崩れなどにもご注意ください。

今回も先月FM滋賀 e−radioにてお話した内容「社会人革靴デビュー&子どもの靴デビュー」について投稿いたします。前回大人の靴ずれのお話を投稿しました。大人は靴ずれができても我慢したり、対策することができますが、子どもは痛くなっても大人のように対処できないのです。それだけに子どもの靴選びは大人以上に大切です。大切な子どもの足は大人が守ってあげないといけません。子どもの足と靴選びについてポイントをお話します。

まず「子どもの足は大人の足の縮小版ではない」と思ってください。子どもの足の骨は生まれたばかりは軟骨だらけです。この軟骨が成長とともに骨になり、成長期にしっかり運動することにより健康な足になります。

靴をチェックするポイントは
〇靴の踵周りがしっかりしている
〇つま先の形状が子どもの足に合っている
〇トウスプリングと言って、靴のつま先が少しそりあがっている
〇足指の付け根でちゃんと曲がる
〇紐靴やマジックテープなどで甲をしっかり留められる
〇底材がしなやかで弾力性がある
〇靴の素材(アッパー/甲部分)がしなやかで、吸放湿性に優れる  などの7つです.
子どもの靴は成長に合わせて選んであげてください。 特に大切なのは歩き始めから6、7歳ぐらいまでです。

下記の3つの質問をいただき、アドバイスをさせていただきました。

@「子供の成長は早いので大きいサイズを履かせても大丈夫なのか? 実際の足のサイズより大きめの靴を買う人も多いと思うのですが、どうでしょうか?」
⇒大きい靴を履かせると靴の中で足が動きやすくなり、足の指が曲がったり、転びやすくなったり、足の成長に大きな影響を与えてしまいます。

A「きょうだいで、上のお子さんのお下がりの靴を下のお子さんに履かせる、ということもあるかもしれませんが、これはどうでしょう.サイズが合っていれば、大丈夫ですか?」
⇒人の足はそれぞれ形が違います。サイズが合っていたとしても、足の幅や甲の高さなどの形が違うこともあり、幅がきつかったり、緩かったりします。履き癖のある靴は、足がうまく使えないなどがありますので、おさがりの靴はあまりお勧めしません。

B「子ども向けにも、ヒールが高くなったオシャレなサンダルなどが出ていますが、ちょっと大人っぽいオシャレ靴はどうでしょう?」
⇒子どもが服に合わせてオシャレな靴を履いている姿はとてもかわいく、とてもおしゃれだと思います。でもヒールの高いサンダルなど、大人っぽい靴を履くと、まだ成長できてない足がうまく使えず、足が前に滑ったり変な足癖や歩行の癖がつくかもしれません。できたらTPOに合わせて履き替えること。特によく遊ぶ、歩くときはしっかりと足に合わせた靴を履かせてください。


子どもの足の成長はあまり詳しく知られてないことが多く、つい大人と同じ感覚で靴を選びがちです.ドイツでは「靴文化論」があり、子どものころから靴の指導があります。日本ももっと「靴と足」に目を向けて、健康で元気な子どもの足を育ててほしいと思います。
子どもの靴選びをシューフィッターがお手伝いささせていただきます。シューフィッターの中にも「幼児子どもシューフィッター」と言う専門的なシューフィッターもいますのでご利用ください。

上級シューフィッター&フースフレーガー 藤井恵



posted by ベーター at 01:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月15日

Leather Rebeal No.6 カビを遠ざけるには?

みなさん、こんにちは。
レザーソムリエの永田聖子です。

レザーソムリエとは、「JLTA 日本革類卸売事業協同組合」で2017年から認定している資格です。
2018年度も、東京・大阪で、皮革講座を開催します。
ご興味のある方はWebページをどうぞ↓
https://www.leather-sommelier.jp/entry-course/

https://www.leather-sommelier.jp

さて、梅雨入りして、革にとって脅威の湿気の季節、到来です。
湿気はカビの大好物なのです。

カビが生える条件は3つ。
水分・栄養・温度
です。

まず、温度。夏はカビにとって好都合です。 革製品をは、身に付けている時、体温でカビの快適な温められます。夏は気温が高いので、カビが生えるには好都合なのです。

そして、革自体がカビの栄養の元となるたんぱく質でできています。手入れに使う油分も、靴などの内側に残された、体から出た汗などに含まれる有機物も、カビの栄養源です。

そして、水分は、空気中にたくさん含まれています。
それは湿度で表され、およそ60%を越えると、カビが生え始めます。

カビを遠ざけるには、水分を遠ざけるのが、一番簡単ではないてしょうか。 カビも、人も、同じ生き物で、快適な環境が同じです。
私たちが水分補給を怠ると熱中症になってしまうように、カビも水分がなくては生きられないのです。
クローゼットやくつ箱を風通しして湿度を下げたり、乾燥剤で湿気を防ぎましょう。

乾燥剤にはいくつか種類がありますが、主にシリカゲル系と、塩化カルシウム系があります。

革製品には、シリカゲル系の方が手軽で簡単ですが、場合によって塩化カルシウム系と使い分けると良いと思います。

まず、塩化カルシウムは、シリカゲルより吸湿力が優れています。
空気中の水分を吸収して水分に変える性質があるので、これを靴などの革製品用の除湿剤として使用している物は、取り扱いに注意が必要です。革に触れると革を傷めてしまうのです。
湿気を吸ってゼリー状になるタイプは、パッケージが破れるような力を加えないようにしましょう。
水分を塩化カルシウムの水溶液にして貯めるタイプは、容器の内蓋をはがしたり、倒さないように気を付けてください。

シリカゲル系は、塩化カルシウム系より吸湿力は劣りますが、湿気を捕らえる速さに勝ります。また、吸った湿気を天日干しなどして乾かせるので、再利用する事ができます。

革もまた、ある程度の水分が必要で、乾燥しすぎるとシワや表面のひび割れなど、劣化の原因になります。
シリカゲル系の乾燥剤は、湿気を取り除くスピードと、穏やかな吸湿力が特長で、革製品に使いやすいのです。

更衣のあとしばらく経ちました。せっかく手入れしてしまっている革製品が、秋にまた良い状態で使えますように。



参考サイト↓
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20140624/1058647/?ST=trnmobile&P=4

https://www.gimmick-works.click/?p=2240
http://www.st-c.co.jp/plus/question/answer/40.html
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ktsin/

https://fashion.pintoru.com/leather-shoes/mold-care/
https://ameblo.jp/ms-foot/entry-12174870622.html

上級シューフィッター、ウォーキングマスター、レザーソムリエ
永田聖子
posted by kemix4 at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月09日

高齢者の足と靴

元気のでる靴屋
靴の販売をしていて、嬉しい事に気づきました。
来店してくださった方が、元気になって帰られるということです。
下半身、脚、足、靴を見ているだけの時が多いのですが、お顔も元気になって
帰られことが多いのです。

写真の男性は82歳、赤い靴をご希望で、足にも良い、赤い靴を探して、
購入頂きました。
数日履いて、昨日また来店されました。
踵のところが、違和感があるとの事で調整させて頂きました。
お元気な様子です、購入時より元気で、明るい声で話してくださいます。
この靴の評判が良いらしいです。
赤い靴を褒めてもらう、声かけてもらう、上機嫌の男性です。

どの方も、いつも元気ではなく、病気になったり、何かに悩んだりすることも
ありますが、履き心地の良い靴があると、安心して歩けますので元気が
出るようです。
さらに、色やデザインが気に入っていると、もっと元気になります。

年をとっても自立した生活を送りたい、健康でいたいと思います。
最近では、そのことが夢や希望、目的の上位になっているようです。
若い方にもその現象はおきています。
筋肉をつけていく、衰えさせないように努力しなければいけません。
機能の低下をふせぐには、運動が必要であり、運動を続けるには「歩く」ことが
「歩けること」が基本になります。
歩くためにまず、立つちます。できれば、綺麗に立つことが望まれます。
鏡の前で立ってみると、歪みがでていることがあります。
治らない歪みもありますが、気持ちの沈んでいるときは歪みがでます。
靴を変えることで、歪みが防げることもあります。
気持ちが明るくなると背筋が伸びるものです。
赤い靴を購入された方は背筋を伸ばし、元気よく歩かれるようになりました。
写真を撮る時だけでなく、若々しく歩き、元気な姿は嬉しいものです。
筋肉を貯えることも心がけたいものです。
貯金も大切ですが、筋肉の貯筋も致しましょう。
超高齢社会の日本では、元気でいることはとても大切です。
気持ち良く歩ける靴、安心な靴を履いて、貯筋をしましょう。
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◇シューフィッター 池川成子◇
posted by k-burogu at 23:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする