2021年02月25日

靴職人さんの技術

早いものでもう2月も終わりです。3月の声をきくといよいよ春!という気分になりますね。1か月延長された緊急事態宣言が出ている地域もそろそろ宣言解除の期待が高まります。もちろんまだまだコロナ対策はしっかりやらなければいけませんが、宣言解除になれば春のお出かけもしたくなります、そして新しい靴もほしくなりますね。

今回は先日開催されたシューフィッター補習講座の中で見せてくれた靴職人の技について取り上げます。
今回の講座のタイトルは「靴職人が語るオーダーシューズの世界」
今ではほとんど見れなくなった手縫い靴を手掛けている浅草の靴職人「橋本公宏」さんがその技術を披露してくれました。
橋本さんは 最後の靴職人 と言われた伝説の靴職人「関 信義」さんのお弟子さんで、浅草にある工房でオーダーシューズ(主に紳士靴)を長年作り続けています。

見せていただいた技術は二つ
一つはつり込みと言って靴のアッパーの革を中底に張り付ける技術です。今は機械で行うことがほとんどですが、釘を使ってしっかり止めていくのが本来の手法です。僕も手縫い靴を作成したことがあるのですが、一番難しかったのがこのつり込みです。
アッパーの革を引っ張る力加減が本当に難しいです。橋本さんはわざと我々にわかるようにゆっくり行っていたのですがそれでも早い早い!

10 (1).jpg

この写真は橋本さんではありません。つり込みのイメージをお伝えする写真です。

images (1).png

もう一つはグットイヤーウエルト製法の中の一つの工程である「すくい縫い」という手法です。糸をリブといわれる中底の部分に通す技術ですが見事な手さばきでした。(写真がなくて済みません(>_<))

あと面白かったのはイージーオーダーの靴づくりの時のテクニックの一つである「載せ甲」です。イージーオーダーは元からある木型の中からお客様の足型に近いものを選び出して作成します。ただそれだと細かいところが合わないときがあります。
たとえば小指が当たりやすい足の場合、その部分に革を貼り付けて少しこの部分を膨らませます。それによって小指周辺が当たりにくくなります。

DSC_4551.JPG

黒い部分が革を貼って膨らませた場所です。革の厚さは1mmから10mmくらいまで貼ることができるようです。勉強になりました。

工場見学に行ってもなかなかここまで見れないしまた質問にも答えてくれません。今回は足を守る靴、の秘密を垣間見た感じでした。
また靴を作成したくなりました(ただ一度作っているのでわかりますが、かなり大変な作業です(^^ゞ)


    上級シューフィッター&健康ウオーキング指導士  林 美樹
posted by ミッキー at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月20日

フットケアと靴 No30

梅の花が咲き始めてきました。三寒四温の季節で雪がまた降っているところなどありますが、春の訪れが楽しみです。

今月の【フットケアと靴】はボディケア店での出来事をご紹介いたします。

店舗でのフットケア以外に出張で、靴店・クリニック・ボディケア店・ご自宅と訪問。いろんなところで、お客様の足を守るお仕事をしております。長年継続されているお客様も多く、年齢も様々です。特に高齢者の方は爪が切りにくくなり、定期的に通っていただく方が多く、フットケアをとても楽しみにされています。
2ヶ月に一度フットケアを受けていらっしゃる高齢のお客様が、昨年11月に部屋でこけてしまい、左足中足骨の2番、3番、4番と3本骨折してしまい即入院されました。フットケアを受ける数日前で、とても残念がってらっしゃいました。入院中は1度看護師さんに爪のケアをしていただいたそうですが、やはりフットケアを受けたくて、退院されたら即ご連絡をいただきました。先日ご来店されたのですが、装具を使用されていて、回復まではもう少し時間がかかりそうです。

こちらが使用されている装具です。
IMG_0326.jpg

この装具だと普通は靴を履けないため、なかなかスムーズに歩くことはできません。でもご来店された時にはちゃんと靴を履いてらっしゃいました。
IMG_0331.jpg

お伺いすると、、、、いつも行っていただいている靴屋さんで、加工をしていただいたそうで、「これでちゃんと歩くことができる」と喜んでらっしゃいました。
もともとフットケアを初めて受けていただいた時に、足に麻痺があるため靴屋さんをご紹介しており、その後も定期的に靴屋さんを利用されていました。
まさか加工していただけると思っていなかったので、私もびっくりでしたが、靴屋さんの対応にはとても感謝しております。

こちらが加工された靴です
IMG_0328.jpg
装具をつける左足だけ、甲部分から爪先の方に切り込みを入れて、開いた部分に革を補強して加工されています。(普通このような加工は即対応はできないのですが、こちらの靴屋さんではその場で加工してお渡しされたそうです。)

フットケアはお客様の足・爪のお手入れをします。ボディケア店ではお客様の体のケアをします。靴店ではお客様がちゃんと歩行できるよう靴を合わせ、調整してケアをしています。
このようにチームで足を守ることができとても嬉しい事例でした。

一人ではなかなかできないことも、多くの方の力が集まると、できることも多くあります。
シューフィッターもいろんなところでお客様の足と靴をサポートしています。
足と靴にお困りの時はぜひシューフィッターにご相談下さい。

上級シューフィッター&フスフレーゲマスター 藤井恵
posted by ベーター at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月15日

The bodys wispers of wisdom No.16 足のゆびパー!

 あしのゆび、パーしてみましょう。 
 そう、おやゆびと、ひとさしゆびの間も離して、パーです。
 意外と開かないものです。
 頑張りすぎると土踏まずがつってしまうので、ほどほどに。 

 その土踏まずのつりそうになる部分に手を添えて、足のおやゆびを開こうとすると、ぐっと力が入って、固くなるのがわかります。 
 そこがおやゆびを開く筋肉、「母趾外転筋」です。 
 ここは、外反母趾を防ぐ働きをする筋肉と言われています。 
 
 さて、外反母趾とは、「母趾(ぼし)」が「外に反る」と書きます。
 おやゆびが、体幹から見て外側に反る状態です。 
 老若男女に関わらず広く悩まされていて、原因は様々言われています。
 条件が複合的に重なって起こり、外反母趾に見えて、違う場合もあります。
 整形外科で診察を受けて、はじめて診断が着きます。 

 ところで、足は頭から最も離れた所にあり、意識しにくい場所ですね。
 座っているとき、お風呂で洗っているとき、足のことを思い出して下さい。 
 そして、足のゆびをパー、してみてください。 
 足のゆびと、手の指を組んでみると、パーの感覚がわかりやすくなります。
 試してみてくださいね。 


  上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ ・ヨガインストラクター   永田 聖子 
posted by kemix4 at 13:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする