2020年07月05日

靴は他の身の回り品と違う・・・靴選びは時間をかけ慎重にフィッテングしましょう

靴で困ったことはありますか?と問われれば、多くの方が「あります」と答えるのではないでしょうか。
困ったことのある靴について過去にさかのぼって考えてみると、急いで購入したかも、などの理由が上がってくる。 

慎重にフィッテングをするとはどういうことでしょう。
身体の体調は常に変化をしています。 そのため、一度試した靴を日を改めてフィッテングをすると発見することが多いものです。 今日フィッテングした靴を例えば1週間後に再度フィッテングをすることです。 そのためには取り置きをお願いしてはどうでしょうか。 しかし取り置きまで依頼する顧客はほとんどいないのが現実です。 その理由は再度伺うほど余裕時間のない人が多いからでしょう。 それよりもお店や販売員の方に遠慮されているような様子を見ることがある。  今履いている靴と同じものを購入するときは取り置きの必要はないでしょうが、履いた経験のない靴ほど慎重さが必要です。

午前と午後で足のサイズは変化しています。 その違いが大きい人は午前と午後の二度試すことが大事なことです。 そのためには自分の体調の変化を知り尽くしておく必要があります。 二度試すには上記と同じように取り置きをしていただくことです。

次にフィット感に同じものはないというのが靴です。 それは同じデザインで同じサイズを2足履いてみるとわかります。 見たところ同じに見えても足は超敏感で足を入れた瞬間に違いがわかります。
そこでフィッテングは慎重にです。 例えば片方だけ甲がきついときや、第五趾の余裕に左右差があるとき、中底の感触に微妙な左右差がある、その他踵周りの感触に左右差あるとき、そのようなときは「同じサイスがもう1足ありますか?」とたずねてみることです。 売れる中心サイズなどは複数ストックしていることが多いようです。 

階段の上り下りが少々気になるという方は、靴売り場の近くに階段があれば「階段で試し履きをしてもいいですか」と伺ってみてください。 今使用中の靴より楽にできれば購入する価値があります。 最近のアウトドアショップでは靴の試し履きに様々なスロープを設けています。 靴屋さんではそこまではむずかしいため、周りの環境を見定めをしておく必要があります。

靴を慎重に時間をかけて選びたいという方は、気軽に話をかけてみることです。 その前に少しの時間遠くから販売員の動きを眺めてみてはどうでしょうか。 そして自分の気持ちを理解してくれるようなフィッテングをしてくれる方にお願いしましょう。 昔は膝が汚れている、またスラックスの膝裏にたくさんのシワが入っている販売員などと言ったものです。 今は販売環境が変わってきていますから、そのようなことが当たっていないかもしれませんが。  

シューフィッター 大木金次 




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2020年07月01日

悪魔のトリセツ No.117 7月1日 ハングオーバー

 みなさん、こんにちは。 
 毎月1日の、「悪魔のトリセツ」、今月もご覧くださってありがとうございます。 

 さて、思い出してください… 
・お出掛け先で、靴擦れして痛い! 
・足の裏が痛くて立つのも歩くのも辛くなってきた! 
・せっかく楽しみにしてたのに、痛みのあまり会話を楽しむ余裕も無くなって、早く帰りたくてたまらない! 

 ああ、パンプスを履いたことがある人なら、誰もが生々しく思い出せる、よくあるトラブルではないですか? 
 しかもその時だけでなく、苦痛は後々まで続きます。 
 
 お風呂に入ると、お湯や石鹸が靴擦れの傷にしみて痛いし、翌日以降も身体のあちこちで筋肉痛に悩まされたりします。 
 パンプスにも辛い「ハングオーバー(二日酔い)」があるんです。 
 もう二度とそんなことは御免です。 

  ところで、今まで思いも寄らなかった出来事が次々と起こっている昨今です。
 私は、ハイヒールパンプスを履く機会が減ってしまいました。 
 それでも、日々の生活は続き、ハイヒールパンプスの出番が無くなってしまうことは考えられません。 

 度々、このブログで書いているように、久しぶりのお出掛けで履く靴は、新しい靴を下ろす時と同じ心がけで履くと、トラブルを少なく楽しめます。 
 着ける機会が減っても、いつ、ハイヒールパンプスを履く機会がやって来るかわかりません。 
 お家で、お庭で、ちょっとそこまでの時で、すぐに着けられるよう、いつもの履き物と一緒に出しておくことをおすすめします。 

 ハイヒールの履き物もパンプスも、着けて歩くのは、人間にとって普通の状態ではありません。
 常日頃から、身体が忘れないように、短い時間でも着けて歩いてみる事は大切です。 
 
 短いお出掛け時間なら、いつもの感覚がすぐに戻るので、心配しなくて良いでしょう。
 けれど、久しぶりに歩くお出掛けの時には、途中で疲れたり、靴擦れなどの思わぬトラブルが起きると想定しておく方が無難です。 
 お出掛けのお供に、履き替え用の履き物と絆創膏を用意しておけば、ひとまず安心だと思います。 

 自粛要請が解除され、第2波、3波かやって来るまでの、束の間の解放感を感じます。  
 みなさんのお出掛けの機会も増えるかも知れませんね。 

 私も、しばらく会えなかった人と、楽しいお出掛けの時間を心置きなく過ごせるよう、準備しておきたいと思います。 

  上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ       永田聖子
posted by kemix4 at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月25日

パンプス、どこで買う?

緊急事態宣言も解除され、ようやく僕の職場である百貨店の靴売り場も営業を再開しました。
正直この自粛のあいだ、百貨店が休んでいても何の問題もない(スーパーが休んだら大変困る)、あるいはこれからの時代、会社に出勤することも減るので今後女性がパンプスを履くことも少なくなる、つまり特別の時にしか履かないのがパンプスだ、という声が聞こえてきて結構落ち込んでいました。世の中に必要でない、と言われるのが一番がっかりするわけです。

5月下旬に営業を再開したのですが、たぶんウオーキングシューズやスニーカーが売れるだろう、という予想を覆し今売り場で売れているのがパンプスなんです。ちょっとびっくりです。
お客様から「パンプスを買いたかったんだけど自粛期間パンプスを扱っているお店がみんな閉まってたの。ネットじゃ怖くて買えないし。開いてくれてよかった!」という声を多く頂きました。正直うれしかった!
確かに自粛期間開いていたお店はスニーカーなどを扱っていた店ばかりでしたし、ネットでは靴を買えますがパンプスは不安で買えない、というのもよくわかります。
需要としては少なくなり、また少なくなるだろうパンプスですが、必要としている方は絶対います。
そのことを改めて感じさせてもらった1か月でした。でもしっかりした接客をしたうえでのパンプス販売だということも理解しています。

皆さんは靴を今、どこで買っていますか?特に女性のパンプス、ヒール靴、はどこで買うのでしょうか?消費者からすればトラブルが多いパンプスを買うからには、しっかり見てもらわなければ、という気持ちがさらに強くなっているように感じます。我々靴売り場のメンバーはそれにこたえられるようさらに研鑽をつまなくてはいけないでしょう。
またネットでヒール靴を買っている方にはそれに満足されているかぜひお聞きしたいと思っています。コロナ終息後、靴の買い方に更に変化が起きるのでしょうか。


    上級シューフィッター&健康ウオーキング指導士  林 美樹
posted by ミッキー at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする