2020年09月25日

日本の革靴150周年 名靴

先日渋谷スクランブルスクエアで開催された「日本の革靴150周年」展に行ってきました。今年2020年は日本で初めて革靴工場が作られてから150周年だそうです。それを記念して日本の靴の歴史を一堂に展示した企画です。
明治時代の靴から現代の靴まで幅広く実際の靴が展示されていてものすごく面白かった!靴好きにはたまらない企画でした。
その中でも特に印象に残ったコーナー「日本の名靴24」を今回は取り上げたいと思います。


会場の様子(結構お金がかかっている展示です)
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明治時代 礼装用深ゴム紳士靴
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明治期の大礼服用の靴としてこのようなゴム敷布を縫いこんだ深靴(サイドゴアブーツ)が使用されたようです。最近流行りのサイドゴアブーツは明治にはすでにあったんですね。

編み上げ婦人深靴(ブーツ)
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明治の貴婦人たちは欧州風のドレスにこのようなブーツを履いていたそうです。同じような編み上げブーツ、現代でもありますね。

子供靴の名品「スクリッパー」
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明治末から子供靴が広まってきました。これは初期の子供靴を代表する靴で「スクリッパー」と言われるアンクルブーツです。ドイツの子供用紐靴を日本向けにワンタッチ金具付に改良したものです。このような改良は日本人が得意にするところですね。
現在人気のある紐のウオーキングシューズに、ファスナーがついていて着脱可能にしているのと同じ改良ですね。

戦後最高の手縫い紳士靴
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第4回製靴技術競技会で通産大臣賞を受賞した紳士靴の名品です。すべてに日本の靴職人の心意気、技術の粋を集めた最高水準の手縫い靴です。まさにほれぼれします。日本の靴職人の技術はこのころには世界でも1流だったのですね。

東京オリンピック公式シューズ
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1964年の東京五輪の選手、関係者のジャケット用にコーディネート制作された公式シューズだそうです。来年行われるであろう?東京五輪の正式シューズはどんな靴なんでしょう。

編み上げロングブーツ
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1960年代のミニスカートブームに呼応して編み上げのロングブーツが大ヒットしました。僕は知らないのですが、先輩たちの話を聞くと当時で4万円、5万円のロングブーツが飛ぶように売れたそうです(今のロングブーツの人気のなさからは全く信じられません)
給料を全部ブーツにつぎ込む、というのも大げさではなかったということです。

京都発、和の発想のブーツ
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2000年代、日本古来の沓、伝統文化をモチーフに発された靴。これは足袋をモチーフにしたシリーズの靴です。こういう発想も最近出てきていますよね。和紙で靴を作ろうと企画している方も今はいらっしゃいます。

まだまだ盛りだくさんでしたが、さすがに全部は紹介できません。でも一通り見て感じたのは、靴のデザインってもう出尽くしたのではないか、ということなんです。その出尽くしたデザインが何年、何十年単位でサイクルしているだけでは、と思いました。
現在でも通用するものが明治期にはすでにあったりしているのには驚きました。

本当に面白い企画展でした。この企画展は来月場所を広島県福山市松永の「松永はきもの資料館」で12月下旬まで開催されるようです。お近くの方はぜひ立ち寄ってみて下さい。
今回の企画展では新進気鋭の靴デザイナーの靴の展示もされていました。これもとても面白かったので次回ご報告したいと思います。

     上級シューフィッター&健康ウオーキング指導士  林 美樹

posted by ミッキー at 02:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月20日

フットケアと靴 No:25

朝晩が涼しくなり、少しずつ秋の季節に変わり始めていますね。今年はコロナ感染症の影響で、この連休も外出を控えている方も多いかと思います。暑さが和らいできたこの時期に、散歩やウォーキングなどを始めてみてはいかがでしょうか?
先日FM滋賀 e-radioにてスニーカーについてお話をしましたので、フットケアのお話を交えながらご紹介させて頂きます。


コロナ感染症の影響で生活スタイルが変わり、履く靴も変わってきていると思います。在宅勤務や、会合などもなくなり、スニーカーを履く人が増えている感じです。今年はエコを意識したサステイナブル素材や軽量スニーカー、ソールの変化のあるスニーカーが多く見られるようです。

1:「スニーカー」の語源をご存知ですか?
スニーカーは「ゴム底の運動靴」で足を覆う部分が、布製や革製の靴のことです。これは英語の「sneak」(忍び寄る)の言葉から派生して、靴底の硬い革靴と違い、柔らかい素材でできたスニーカーを履けば、後ろから音を立てずに、静かに忍び寄ることができる事から名付けられています。(靴百科事典より)


2:軽いスニーカーって足のためには良いの?
靴の働きは「足をしっかりと支える」ことです。そのため手に持ったときに少し重く感じる靴があるのは、足を支えるための機能を出す素材を多く使っているからです。軽ければ軽いほどいい、というわけではなく、足を支える機能がしっかりとしているかどうかが大事です。軽くても足を支える機能が備わっている靴は履いていただいても大丈夫です。靴は用途を知り、TPOによって履き分けることが大切です。

3:どのような靴を選ぶといいのでしょうか?
靴を触ってみて踵のところがしっかりとしたスニーカーで、履いて歩いてみたときに、踵から土踏まずがしっかりとフィットした感じがあるか、指先がしっかりと使えるかどうかチェックして下さい。ハイキング、トレッキング、軽登山用、ランニング用(初心者用から上級者向け)、ウォーキングなど種類は色々とありますので、履く人の目的に合わせて、靴選びをする。もちろん自分の足のサイズや形に合わせた靴選びは基本です。

4:明日は敬老の日ですね、高齢者の靴の選び方は違うのですか?
高齢者の靴選びのポイント
●つまずかないように、爪先が十分に地面から反り上がっていて、爪先は丸みがあり前に突出していない靴
●足を前に踏み出す力が弱いので、踏みつけ部分がよくしなる靴
●足があまり上がらないので、ヒール部分の角がない靴
●体を安定させるために、かかとはある程度しっかりした靴を選ぶ
●高齢者の方は足が冷えやすく靴下の厚みも様々。どんな靴下を着用するかもチェックする

5:フットケアについて
体を支えるとても大切な足。爪が厚くなったり伸びていたり、巻き爪だったり、タコ・魚の目、外反母趾など、足のトラブルが多いとうまく歩くことができません。フットケア(足のケア)をすることで、足を動かしやすくなります。
正しい爪の切り方、毎日の足の保湿ケア、自分にあったストレッチをして体を支える体をキープする事も大切です。

それから、正しい靴選び、正しい靴の履き方も大切です。ぜひシューフィッターにご相談ください。

上級シューフィッター & フスフレーゲマスター 藤井恵


posted by ベーター at 10:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月15日

The bodys wispers of wisdom No.11 何歳から老人なんでしょう?

 みなさん、こんにちは。
 今月も、15日になりました。 
 身体の声なき囁きに、耳を傾けてみたいと思います。 

 今年の夏の暑さは危険なほど厳しいものでしたが、朝夕の過ごしやすさに、秋を感じるようになりました。 
 秋冬の履き物のチェックは済みましたか? 
 使っていなくても、靴底など、劣化している場合があります。 

 ところで、9月15日と言えば、かつて「敬老の日」でした。現在は第3月曜日ですね。 
「 敬老」と言いますが、いったい何歳くらいから「老人」と呼ばれるのでしょう? 
 そう呼ぶのは不自然な程、はつらつとした高齢者が多くなりました。 
 その人たちの共通する特徴のひとつは、「姿勢が良い」ことではないでしょうか。 
 背筋が伸びて、瞳は輝き、颯爽と歩いておられます。 
 筋肉は、年齢に関わらず、適度に鍛えると、発達をするそうです。 
 良い姿勢を保つための全身の筋肉が、いつも刺激されるような生活をされているのでしょう。

  確かに身体は、年齢につれて変化します。
  特に女性は更年期を迎えると、ホルモンのバランスの変化が激しくなります。 
 日々体調をコントロールするために、身体からのサインを見逃さないようにしたいものです。 
 
 けれど、年齢にこだわって、「もう歳だから」と消極的に過ごすのは、もったいないと思います。 
 実は私は、今年56歳を迎えます。"アラウンド還暦"ですね。 
「老人」と呼ばれるような年代になり、身体の変化をひしひしと感じています。 
 その変化に驚きながらも、楽しんでいるところです。 

 上級シューフィッター・ウォーキングマスター・レザーソムリエ   永田 聖子  
posted by kemix4 at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする