2018年12月09日

高齢者の足と靴

平成最後の年末、新年を迎えるのもいつもと違って気持ちの引き締まる思いです。
平成に変わった時はちょっと寂しい気持ちがしました。
移り変わる状況に沿って過ごすことが課題のひとつになります。

例年より暖かい日が多かったので、いつもの12月の気温になるととても寒く感じます。
暖かった時には感じなかった足・膝・腰の痛みや違和感もそろそろ出てきます。
坐骨神経痛だと診断された方が来店されました。
この靴を履いてから、悪くなったと言って靴を持ってこられました。
履くまでは痛くなく、履いてから3ケ月ほどしてから痛くなったそうです。
整形を受診され、坐骨神経痛の判断もされたのですが、その時期が靴を履き始めてからだと思って靴を見て欲しいとのことでした。
お元気な方ですので、歩く機会も多く、今の状況を続けるために体を鍛えなければと常々思ってるとのお話をしてくださいました。
持って来られた靴は、ヒップアップができ、ダイエットにも効果的な靴として購入されていました。
70歳代の方です。
若々しく、綺麗に歩かれます。
靴のフットプリントをとってみました。
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右が履いて来られた靴です。
左が持って来られた靴です。

履いてこられた靴を暫く履き、持って来られた靴は履くのをお休みしてはどうでしょうかと提案しました。
1ヶ月後、坐骨神経痛は感じなくなり、颯爽と来店されました。
長時間履く靴としては、お客様には合わなかったようです。
また、よく歩く方はなおのこと、身体に優しく、でも甘やかせ過ぎない歩く距離、フォーム、靴を選んでみましょう。

シューフィッター 池川成子


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2018年12月05日

旅行中雪に遭遇したら

これからの時期、北国へ旅行をすると突然雪に悩まされることがある。 その時困るものの筆頭に上がるものが履きものです。
旅行前,現地は雪の深いことを知っていても、つい普段の靴で出かけたり,足もとまで気が回らないことが多い。
旅行の本を手にするとトラベルという表示が多いが、その始まりは旅行は何かとトラブルが発生しやすいからのようです。 トラブルがトラベルになった、雪もトラブルの一つでしょう。 旅行の想い出を聞くとトラブルを上げる人が多いが、身体の不調や疲れ、靴擦れなど足もとの悩みでしょうか。

昨年(2017年)の話ですが、米沢駅(山形県)で長靴を貸し出しているという話を聞いた。 そんな親切を通り越したような話は本当なのか?と思い、直接駅に電話をして聞いてみた。 そうすると甲高い女性の声で「今年もやってますよ」と返答があった。 靴の管理は意外に大変なもの、返された長靴はどうしているんですか?と聞いたところ、「中敷きをはずしてきれいに洗って逆さにして乾燥させています。ちょっと時間と手間がかかりますが大変喜ばれていますよ」という話でした。 雪深い米沢は通常の靴では身動きができない。 貸し長靴、今年もやっているといいのですが。 

米沢駅のようなところはそうはないでしょうから、そこで提案です。
旅行先の靴屋さんで靴探しをしてみましょう。 スノーブーツのほうがファッション的に良いかもしれません。 
旅行先で履きものを求めると、今履いている靴はどうするのか?など面倒なことが先に立ち新たに履きものを購入することを躊躇することが多いものです。
しかし足もとは大事なことです。思い切って靴屋さんに入ってみましょう。 都会では見られない雪国ならではのいろいろな履きものがあることに気がつきます。 

底面の話ですが、夕方になると滑りやすくなるため凍結しても安定したグリップ力のあるもの、それより強力なスパイクピンのついたもの、ガラス繊維が入ったもの、凸凹の路面をつかむ構造のもの、底面の意匠もさまざまものが出ています。
ポイントは旅行先のその土地に合った履きものを選ぶことが大事です。 そのためにはシューフィッターや販売員によく伺ってから試し履きをしましょう。  

トラブルが奏功してよい想い出になるかもしれません。
シューフィッター 【大木 金次】

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2018年12月01日

悪魔のトリセツ No.98 パーティーシーズン到来!

季節は冬へと移り変わり、クリスマスや忘年会、新年会など、華やかなシーンへお出掛けする機会が増える季節となりましたね。
毎年、この季節には、パーティーシューズと外履きの履き替えをお勧めしています。

靴を脱ぐ日本でも、外履きと家のベランダなどの庭履きは違います。キッチンと廊下とお手洗いも、別々に履き物を使い分けて暮らしています。

靴の国でも、外履きと室内履きが違います。
その違いは、デザインや靴の造りに表れます。

お店に並んでいるパンプスのヒールを見ると、横縞模様の物や、革で巻いたもの、華やかに装飾されたものなど色々ですが、それが外履きと部屋履きの違いのひとつです。

よく見られる横縞模様のヒールは、革を積み上げて作られ、「スタックヒール」と呼ばれます。
その「stack」とは、整然と積み上げられた物を表します。
現代ではプラステック等の新素材をヒールに使うことで軽量化が進み、その外側に縞模様の外巻きでスタックヒール風にされているものが多く見られます。
屋外では、段差や階段など、ヒールを傷める要素がたくさんあります。
ヒールの傷みが目立ちにくいからと、通勤用のパンプスには、スタックヒールが好まれるようです。
また、パーティーシューズ風にデザインされていながら、ヒールだけスタックヒールにして、日常のシーンに応用できるようにしたものも、よく見られます。

革を積み上げて作られたヒールは、言わばまだ「裸」の状態です。
西洋では、裸のヒールを革で巻いたり、装飾したりして、履物の格を上げた物をフォーマル使いにしています。
パーティーが行われるような環境は、屋内が多く、道路に比べてヒールを傷める物が少なくなります。
パーティーシューズも、安心してヒールに装飾をすることができますね。

さて、日本では、まだ西洋のTPOが定着していませんが、それを逆手に取ってみてはいかがでしょう?
長く歩くと疲れたり、痛んだりするような、普段は出番の少ないパンプスがあるなら、ヒールの種類に関わらず、パーティーシューズ用に持って出掛けて、行き先で履き替えて、おしゃれを楽しんではいかがでしょう?


上級シューフィッター /ウォーキングマスター/レザーソムリエ 永田聖子
posted by kemix4 at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする